心教養学科

心の教養® 第15回|思い通りにならない出来事にも、意味がある

2026.10.28

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失敗を学びに変える心の教養®

私たちは、物事が思い通りに進まなかったとき、つい「失敗してしまった」と考えてしまいます。
仕事で期待した成果が出なかったとき。新しいことに挑戦したけれど、思うようにできなかったとき。

「やっぱり自分には無理なんだ」「もう挑戦するのはやめよう」と、自信をなくしてしまうことはないでしょうか。
しかし、思い通りの結果にならなかったからといって、その挑戦が無駄だったとは限りません。

今回は、硤合憲三(そあい・けんそう)先生の研究に対する考え方を手がかりに、心の教養®の視点から、失敗との向き合い方を考えてみましょう。

「失敗」と決めつける前に、経験を見つめる

硤合先生は、研究について、「思い通りにならない結果も自然現象の一つであり、失敗ではない」という言葉を語られています。
研究では、予想と異なる結果も、新たな発見や次の研究につながる大切な情報になります。

この考え方は、私たちの日常にも通じるのではないでしょうか。
たとえば、一生懸命に準備した企画が採用されなかったとします。

「自分には能力がない」と考えて挑戦をやめてしまうこともできます。しかし、結果を振り返れば、改善できる点や、次に試してみたい方法が見えてくるかもしれません。
思い通りにならなかった経験も、次の一歩につながる学びになるのです。
大切なのは、一度の結果だけで自分の可能性を決めつけないことです。

挑戦を重ねることで、自信は育っていく

新しいことに挑戦するとき、不安を感じたり、思うようにできず落ち込んだりすることもあるでしょう。
けれども、一度うまくいかなかったからといって、自分にできないと決まったわけではありません。

方法を変えてみる、必要な知識を学び直した上で、もう一度取り組んでみる。
そうして行動を重ねることで、少しずつできることが増え、自分なりの経験や知恵が蓄積されていきます。

自信とは、最初から何でもうまくできることではなく、うまくいかない経験を重ねながらも、自分なりに考え、行動してきた積み重ねから育まれるものです。
もちろん、努力すれば必ず望んだ結果が得られるとは限りません。それでも、挑戦したからこそ得られる経験があり、そこから学んだことは、次の行動に生かすことができます。

心の教養®を通じて、自分の経験をどのように受け止め、これからの行動につなげていくのかを学ぶことは、しなやかに成長していくための力になります。
思い通りにならなかったときこそ、自分を否定するのではなく、「次は何を試してみよう」と考えてみる。
その一歩の積み重ねが、自分の可能性を広げ、自信を育てていくのです。

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