心教養学科

心の教養® 第16回|苦手な人と、どう付き合えばいいのか

2026.10.29

心の教養® 第16回|苦手な人と、どう付き合えばいいのかのアイキャッチ画像

*「心の教養®」は、株式会社SNOWが保有する登録商標です。当社の商標権を侵害する無断使用については、適切に対処いたします。

自分も相手も大切にする心の育て方

心の教養®で学ぶ、感情と感性の視点から人間関係を見つめてみると、日々の悩みの中にも、自分自身を理解し、心を育てるヒントが隠されています。

たとえば、苦手な人との関係。
「どうして、あの人とは合わないのだろう」
「相手に振り回されず、穏やかに過ごしたい」
このように感じたことはありませんか。

人間関係で悩むと、相手を変えようとしたり、自分の気持ちを押し殺して相手に合わせたりすることがあります。
けれども、大切なのは、相手を尊重しながらも、自分自身も大切にする方法を学ぶことです。

今回は、仏教の教えにも触れながら、苦手な人との関係を通して心を育てる方法について考えていきましょう。

苦手な人は、なぜ心を疲れさせるのか

苦手な人と接するとき、相手の言葉や態度だけでなく、それを自分がどのように受け止めたかによっても、心の負担は変わります。
たとえば、きつい口調で話しかけられたとき、「今日は機嫌が悪いのかな」と受け流せる人もいれば、「自分は嫌われているのだろうか」と考え続けてしまう人もいます。

もちろん、相手の言動によって傷つくこともあります。すべてを自分の受け止め方の問題にする必要はありません。
ただ、自分が何に傷つき、何を大切にしているのかを知ることで、心の負担を軽くできる場合があります。
人間関係の悩みは、相手を知るだけでなく、自分自身を理解する機会にもなるのです。

仏教に学ぶ、心を苦しめる執着

仏教では、物事への執着やとらわれが、苦しみにつながると説かれています。

人間関係でも、「普通はこうするべき」「私の気持ちをわかってほしい」「どうして相手は変わらないのだろう」といった思いにとらわれることがあります。

自分の考えや期待を持つことは、自然なことです。しかし、それに強くとらわれると、相手が自分の期待どおりに行動しないたびに、怒りや失望を感じてしまいます。
そんなときは、少し立ち止まって、自分の心に問いかけてみましょう。
「私は、この人に何を期待しているのだろう」
「自分の正しさを理解してほしいと思っているのだろうか」

自分の思いを見つめることは、自分を責めるためではありません。心の動きに気づき、感情に振り回されない選択肢を増やすためです。

相手を理解することは、自分を犠牲にすることではない

相手の幸せや安らぎを願い、苦しみに寄り添うことは、思いやりのある関わり方につながります。しかし、慈悲は相手のすべてを受け入れたり、自分を犠牲にしたりすることではありません。
相手を必要以上に責めず、自分自身の気持ちも大切にする。その両方を忘れないことが、健やかな人間関係の土台となります。

相手の立場に立って考えることは大切ですが、理解しようとするあまり、自分の気持ちを後回しにしてしまうこともあります。
自分も相手も尊重するということは、どちらか一方が我慢し続けることではありません。
意見が合わないときには、無理に相手を説得せず、違いを認める。負担の大きな頼み事には、丁寧に断る。必要であれば、適度な距離を保つことも大切です。

仏教には、相手の幸せを願う「慈」と、他者の苦しみに心を寄せ、その苦しみを取り除こうとする「悲」から成る「慈悲」の教えがあります。
相手の幸せや安らぎを願うことは、思いやりのある関わり方につながります。しかし、相手のすべてを受け入れたり、自分を犠牲にして苦しみを取り除こうとすることではありません。

相手を必要以上に責めず、自分自身の気持ちも大切にする。その両方を忘れないことが、健やかな人間関係の土台となります。

心の教養®で育む、自分らしい在り方

私たちは、仕事に必要な知識や技術を学ぶ機会は多くあります。一方で、自分の感情との向き合い方や、相手への言葉の選び方、価値観の違いとの付き合い方を学ぶ機会は、決して多くありません。

心の教養®では、なぜ自分はそのように感じるのか、どのような言葉を選べば思いが伝わるのか、異なる価値観を持つ人とどうすれば互いを尊重できるのかを学んでいきます。
知識として理解するだけでなく、日常の言葉や行動に生かし、振り返りながら少しずつ自分のものにしていくことが大切です。

人間関係が変わるきっかけは、必ずしも相手が変わることだけではありません。
自分の受け止め方が変わること。言葉の選び方が変わること。そして、自分の気持ちを尊重した行動ができるようになること。

そうした小さな変化が、自分自身との関係を深め、周囲の人との関係や人生を豊かにしていきます。
苦手な人がいることを、無理に否定しなくてもいい。すべての人と仲良くなる必要もありません。

大切なのは、自分の心を理解し、相手を尊重しながら、自分はどのような人間関係を築き、どのように生きていきたいのかを考えること。

心の教養®は、他人を変えるためではなく、自分自身の心を理解し、感性や思いやりを育みながら、より豊かな人間関係と自分らしい在り方を育んでいくための学びです。
人を理解することから、自分を理解することへ。そして、自分を理解することから、より豊かな生き方へ。

心の教養®︎を、人生と仕事の力に。
日本心理美容カウンセリングアカデミーでは、心理美容学®︎を基盤に、心の教養®︎を学ぶ「心理美容カウンセラー®︎3ヶ月資格講座」を開講しています。

自分自身の在り方を磨きたい方、今の仕事に新しい専門性を加えたい方、人生の可能性を広げたい方へ。
心の教養®︎を身につけ、自分も周りも大切に。

次回の「心の教養®︎第17回目」も、どうぞお楽しみに。

無料説明会開催中
講座 第60期生心の教養®︎3ヶ月資格講座募集開始
お申込:2026年11月20日まで
内容 ・医療従事者・教育コースはこちらをクリック
・一般コースはこちらをクリック
場所 オンライン講座(zoom)
*無料説明会随時開催中

資料請求はこちら